会社の決算書(財務諸表)と云えば貸借対照表と損益計算書が代表的な表であり、特に現在では“貸借対照表の時代”と云われ、バブル時の損益計算書が重視された時代から小さな貸借対照表が重視される時代になりました。
そして貸借対照表の作成は単に企業だけでなく、国や地方公共団体はじめ公的な機関も作成し、ディスクロージャーされる時代になりました。
しかし資産と負債を対照列挙し、会社の自己資本(純財産、株主資本)を表示する貸借対照表にも計上されない資産が多くあります。
会社の信用力や技術力、社員の資質、奉仕力、人間性等々の人的な価値は企業経営にとって最も大きな財産でありますが貸借対照表の資産の部には計上されません。
これからは正に“人の時代”です。眼に見えないこれ等の人的価値をいかに高めていくかが、企業経営の最も大切なことではないかと思っています。
従って会社の構成員たる役員も社員も、一人ひとり“眼に見えない力”を毎年蓄積していくことが必須の時代となっていることを皆で確認し、努力しています。
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